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  • 2018.03.14 Wednesday
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1960年代のロックについて Rock名盤解説番外編

今のロックシーンには、時代を変革するようなエネルギーはありません。 
ビートルズにRevolutionという曲がありましたが、 
間違いなく60年代の音楽は時代を変えました。 
ではなぜ、この時代なのか? 
それは当時の時代背景もあったと思います。 
アメリカ、ソ連、イギリスは第二次世界大戦で勝利しました。 
日本、ドイツ、イタリアは敗北し世界の趨勢は英語圏2国、 
ロシア語圏1国によって動かされることになりました。 
エスペラントという国際公用語も提唱されましたが、 
冷戦下の国際公用語としての地位を占めたのは英語です。 
映画の中心はハリウッドであり、 
音楽の中心も英語圏になるのは時間の問題だったのです。 
1960年代は、終戦の1945年より15-25年の期間、 
つまり英語圏の文化が普遍性を持つ格好の時期だったのです。 

しかし、それだけでは人は支持しません。 
なぜロックミュージックなのか? 
それは一番ストレートに当時の人々の心情を反映していたからでしょう。 

1950年代、黒人から生まれたブルーズはロックに進化します。 
それはやがて、白人も模倣することになり、 
そのフォーマットは拡大していきます。 

終戦してから十数年経つと、帝国主義的な争いから人々は解放されました。 
それでもナショナリズムは、朝鮮戦争やベトナム戦争、 
中東戦争、ユーゴ紛争といった局所的な戦争を引き起こします。 
核兵器は冷戦の構造下で飛躍的に物量を増やし、 
キューバ危機に代表されるような、
人類存亡の危機までも感じられるようになります。 

従来の価値観、従来の文化では人は救えなくなったのです。 
大衆が持つ心情を代弁し、 
且つ閉塞感を打ち払えるもの=ロックミュージックだったのです。 
挑戦的な歌詞、挑発的なビート、開放感を助長するセックス描写・・・。 
そのフォーマットは黎明期においては小さいものでした。 
黒人や白人の一部が社会の片隅で楽しむものだったのです。 
ところが、ロックに巨人が現れました、 
それがエルヴィス・プレスリーです。 

彼は黒人でない白人のロックスターとして、 
白人層をロックに取り込むことに成功します。 

そして、アメリカのロックミュージックは、 
冷戦下のもう一方の大国、イギリスをも取り込みます。 
そして、ビートルズ、ローリングストーンズに代表される、 
イギリスのロックバンドがロックをさらに発展させます。 

そうなると、小さいコミュニティだったロックが、 
海を挟んで広がったことになります。 
たった二国間のことではありますが、 
英語圏の大国です。 
この2つの国家が1960年代当時、
世界に与える影響は多大なものがありました。 

当時の西側国家の大半は、ロックに夢中になりました。 
東洋では沖縄のベースや横浜からロックは広がります。 
そう日本では、米軍基地から聴こえてきたのです。 

爆発的な広がりは、ロック人口だけではありませんでした。 
従来の音楽のフォーマットすらも取り込んでいき、 
色々な要素のロックが提唱されていきました。 

例えば、カントリーの要素は、 
バーズやバッファロースプリングフィールドなどのバンドを生み出し、 
ジャズの要素は、グレイトフルデッドや、 
オールマンブラザーズバンドが代表するセッションバンドを台頭させます。 
それぞれのファン層は、ロックというムーブメントに吸収され、 
ヒッピー層を中心に拡大していきます。 

こういったうねりはやがて、 
ウッドストックというかつてない規模のロックフェスティバルに繋がります。 
このフェスティバルには40万人以上の観客がつめかけました。 
しかも、そのうちの半数はチケット代を払わなくても入場出来ました。 
フリーセックス、アシッドテスト、フリーコンサートにベトナム反戦運動・・・。 
ヒッピーの理想と、音楽の理想の祭典がウッドストックだったのです。 

今の音楽には、理想を体現するエネルギーはありません。 
ではなぜ、音楽から力が無くなったのか? 

ロックが台頭した時代は、
超新星爆発のように才能のあるミュージシャンが現れました。 
ボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、 
マイク・ブルームフィールド、ニール・ヤング、ジョン・レノン・・・。 
ジャンルは一言でいうならロックでした。 
様々な方向性や、個性があってもその一言で分類できたのです。 
ロックを好む人は革新的で、 
保守層は受け入れませんでした。 
明確な区分けはこういったシンプルなものだったのです。 

ところが、1970年代のワイト島以降のロックは、 
徐々に産業に取り込まれます。 
ジャンルも分類され、ムーブメントは細分化されます。 
あたかも、超新星爆発の後に、星や銀河が次々と生まれて、 
広い宇宙に点在していくように・・・。 

この後の展開は、70年代、80年代のロックを研究していくことで、 
明らかにされるでしょう。 
60年代を表現するならやはり、ロックの黄金期ということにつきます。
 

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