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  • 2018.03.14 Wednesday
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エヴァQ  ネタバレレビュー

 先日、観に行ったエヴァンゲリヲンQですが、
かなりの問題作だったと思います。
では、どのあたりが問題だったか?
それはもう、旧作エヴァ(TVシリーズと旧劇場版)では、
描かれなかった世界が舞台だったからです。

エヴァの舞台は西暦2015年、つまり現在の世界にごく近い未来のことです。
旧テレビ作品は1995年10月から1996年3月まで放映され、
20世紀に対して21世紀であるため、新世紀エヴァンゲリオンだったのです。
余談ですが、当時はガンダムWが放映されており、
水曜の18時はエヴァ、金曜の17時はガンダムという二大放映番組が人気を博していました。
どちらも展開が予想出来ないという意味で面白く、
よくネタにされていましたね。
キーワードは暴走と自爆で(笑)。

さて、今回は二作目の破より14年後の世界が舞台です。
最初に映画館でこの世界を観たとき、
サードインパクトはmark6のおかげで未然にふさがれたんじゃなかったっけ?
って思いました。
破のラストでカヲル君が、
ロンギヌスの槍のような武器で初号機ぶっ刺して止めていたので・・・。
映画の中盤でカヲル君が説明していましたが、
その後、ゼーレとネルフによってリリスが覚醒しかけ、
mark6は自律型に改修され、サードインパクトの進行を阻止したということでした。
初号機はニア・サードインパクトを引き起こした、
リリス覚醒のトリガーになってしまい、
碇シンジはその戦犯になってしまいました。

だもので、Q序盤で初号機がヴィレ(ネルフの対抗組織)によって衛星軌道から回収され、
14年前からようやく目覚めた碇シンジは戸惑います。
まあ、そりゃそうですよね。
前回の戦闘で綾波助けて俺ってヒーローだぜ!って気分になってて、
目覚めたら、周りからもの凄く冷淡に扱われているのだから。
でも、ミサト達、ヴィレの立場からすれば、
この待遇はむしろ温情のあるものだと思います。
というのも、ニア・サードで人類の大半が死滅し、
地球は生物の住めない環境に変化しつつあり、
月はその姿を大幅に変えました。
それだけのことをしてしまった碇シンジは人類にとって、
虐殺の張本人なんですよね。
裁判にかけられれば、間違いなく無期懲役か死罪でしょう。

シンジからすれば、レイを救った行為が、
人類滅亡のトリガーだったと説明されてもピンとこないし、
ヴィレにいたときにはその意識もありません。
よって両者のズレはなかなか解消されず、
観客にもなんのことだか理解出来なかったようです。
むしろ、ミサトやアスカの冷たさに驚き、
ヴンダーという、エヴァ世界には無かった空中戦艦の存在にも戸惑います。

使徒もどきやらネルフの急襲やらで時間が無かったとはいえ、
シンジにもうちょっと説明してあげても良かったのでは?(特にトウジの妹)
いきなり首に爆弾付けられ、
エヴァに乗るな!って言われたらシンジでなくたって凹みますよ。
しかも、前回の破の予告とまったく違う内容に観客は置いてけぼり・・・。
ナディアのBGMがかかっていた段階でひょっとしたら潜水艦出るのかなーって思ってたら、
N-ノーチラスのテーマが鳴り、空中戦艦だもんなーまったく予想できんわ(笑)。

結果シンジは綾波のmark9と共にネルフに行き、
父のゲンドウと再会します。
といっても相変わらずの説明不足で、コミュ障か?とネットで騒がれましたがww

しかも、このネルフ、どうやらメンバーが他に冬月と渚カヲルしかいないようで、
他の人物の描写がいっさいありません。
着替えに鈴原トウジの制服が出て来たくらいで、
荒廃したネルフ本部の雰囲気と相まって人間的な暖かみは皆無です。
シンジの救いは、カヲル君の存在でしょうね。
ピアノ、あんなに簡単に上達しねーよ!っていうツッコミは置いといて、
シンジとカヲルの連弾のシーンは殺伐とした世界における一服の清涼剤でした。

この映画は基本的に、シンジからの目線で描かれていますね。
限りなく、一人称に近いんですよ。
だから観客にはシンジの戸惑い、苦しみ、一縷の希望といった感情がダイレクトに伝わり、
またそうすることによってQの世界を徐々に理解していきます。
しかし、カヲルによって知らされた真実や、
冬月によって明かされる、母や綾波レイの境遇など、
14歳の少年にはキツすぎる話でしたが・・・(大汗)。
シンジは駄目な奴だ、もっと熱血しろ!って声をよく聴きます。
僕は新劇場版での彼はむしろよくやっていると思っています。
ただ、Qでの行動はやっぱり軽卒ですねー。
事情もよく飲み込めていないのに、ヴィレからネルフに来たのも、
綾波レイのクローンにそそのかされたからだし、
周囲の状況をもっと観察してからの方が良かったのではないでしょうか?

一番謎だったのが、リリスとmark6に刺さっていた槍ですね。
カヲル君によると、ロンギヌスとカシウスの槍があれば、
世界を改変できるということですが、意味がさっぱり解りません。

旧劇場版では、初号機とリリスによってサードインパクトを引き起こし、
人類補完計画を実現させようとしました。
ロンギヌスの槍はその一アイテムにしか過ぎなかったし、
槍があったら世界が改変出来るなんて話はありませんでした。
ネルフとゼーレはエヴァ13号機を使って、二つの槍を引き抜き、
フォースインパクトを起こそうとします。
人類の祖たるリリスはニア・サード時、人類を強制進化させ、
エヴァのような姿に人間はなりました。
その後本能的にリリスに向かい、
それと融合することで進化の最終形態になろうとしたらしいです。
アダムとその眷属たる使徒が現れた段階で、
黒の月の生命体であるリリスとそこから生まれた人類は、
進化する必要があったということでしょう。
元々、2つの生命の種が地球に降りたことが悲劇なのですから。
というのも、本来は知的生命の種は一つの天体に一個が原則らしいのです。
ところが、エヴァ世界の地球には、白の月のアダムや、
黒の月のリリスが二つ到来しています。
リリスベースの人類が繁殖してから、
最初に地球に来たアダムが目覚めるというパターンで、
お互いを滅ぼそうとするのです。
力の顕現が使徒で、知の顕現が人類でした。
ゲンドウやゼーレの目論みが、旧シリーズのように、
インパクトを引き起こしてからの補完計画なのでしょうが、
なぜ、ここまで段階を踏まなければならないのでしょうか?
というのも、序ではまるで旧作の続きのような赤い海から始まって、
今回の荒廃した大地と、異様な姿の月。
そしてニア・フォース後の赤い大地。

『Air まごころを君に』では、サード・インパクトは一気に最終局面まで来ました。
地球上の生命は死に絶え、地球と月はLCLに飲み込まれ、
人類の意識は統合されそうになりました。
最終的に碇シンジがそういった世界を否定し、
他人と会いたいと願った為、エヴァの中にいたアスカと再会出来たのですが、
これはバッドエンドでした。

破でのカヲル君のセリフ、「今度こそ、君を幸せにするよ」とは、
いったいどういう意味なんでしょうね。
カヲルはアダムの魂を移植された存在なので、
第一使徒であり、最終使徒だったのですが、
今回のQでは順番を最初から最後の13番目に落とされたそうです。
シンジとカヲルのダブルエントリーによって起動する13号機には、
ファンネルのような武器にはATフィールドがあったのですが、
本体にはないようです。
mark6はおそらくアダムベースのエヴァで、使徒が内蔵されていました。
mark9がその首を鎌で刈った後に、13号機に取り憑いたので、
おそらく13号機はリリスベースだと思います。
ということは、禁断のアダムとリリスの融合をこの段階で行って、
生命の樹の再現をしようとしたのでしょうか?
というのも、アダムそのものの魂であるカヲルと、リリスから生まれたシンジの魂と、
それぞれの異なる種の肉体である、mark6と13号機が必要だったのでしょうね。
前回の破で順番を無視したので、ゼーレは今回はなんとかつじつまを合わそうとし、
結局ゲンドウと利害はそこで一致し、今回のネルフとの共同作戦になったのでは?

おそらく、ヴィレの初号機奪還作戦は
そういった計画のトリガーになりかねない
シンジを幽閉もしくは殺害することが目的であったんではないでしょうか?
ミサトとアスカの願いにより、隔離することを選んだのでしょう。
だとするとヴンダーの動力源に初号機を使うのは封印することが、
真の目的のようにも思えます。

はっきりしているのは、フォースを阻止しようとしているのがヴィレで、
進めようとしているのがネルフ。
両者は目的が違うのでシンジの扱いが真逆なのでしょう。

しかし、カヲル君もよく解ってなかったようで、
シンジに最初は槍を抜くよう勧めていました。
どうやら槍の種類が違うようですが・・・。
ここのところが解らないかぎり、新劇場版の結末は予想出来ません。
だもので考察はこれくらいにします。

それにしても、周りの制止も聞かず槍抜いてしまうシンジってほんとに・・・、
「ガキシンジ」でしたね(涙)。


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